Machine Name
dog

バセット・ハウンド

室内、屋外を問わず、我を忘れて臭いという臭いを探求するバセット・ハウンドは、究極の猟犬といわれるブラッド・ハウンドの血が流れているため、嗅覚は犬種の中でもトップクラスといわれています。しかし、嗅覚以外は、いたってマイペースで独立心が旺盛で、自分勝手な行動をすることが多く、さらに頑固な性格のため、自分がその気にならなければ、あまり動こうとしません。

 

原産国
イギリス


犬種分類
嗅覚ハウンド


色・模様
ブラック、ホワイト、タンのトライカラー、レモン、ホワイトのバイカラー、その他ハウンドカラー


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
中程度


サイズ
中型~大型


目安となる体高・体重
体高:33~38cm、体重:18~27kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

平和主義で品行方正なバセット・ハウンドは、頑固な面もありますが、決して臆病やわがままではありません。賢さのあまり、独立心旺盛で、自分勝手な行動が多く、またそれを頑固に押し通そうとするので、思いどおりに操るには、かなりの忍耐と根気でトレーニングする必要があります。基本的には優しく、子どもに対してもとても好意的です。

歴史と起源

1585年、バセット・ハウンドと思われる犬種の最初の記録が記されています。そのルーツには、ブラッド・ハウンドが関与していることは間違いないようです。しっかりとその姿が固定されて登場したのは1863年のパリのドッグショーで、一躍注目を浴び、ハンティング・タイプと家庭犬としてイギリスとアメリカで繁殖が始まり、1885年にはアメリカ・ケンネル・クラブ(AKC)で公認されています。

運動量

屋内にいるときは、あまり動こうとしませんが、屋外に出ると、嗅覚に優れたブラッド・ハウンドの血から、さまざまな臭いの探索を開始します。激しい運動はあまり好きではありませんが、肥満解消のためにも、その探索行動が長時間の散歩となり、ちょうどいいでしょう。30分程度の散歩を、毎日2回行いましょう。距離が長ければ長いほど運動になります。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

胎生期の形成がうまくいかなかったことから、心室の間に穴が開く心室中隔欠損、血液が心臓から肺に送られる途中にある弁が狭くなっているために、全身に十分な酸素が回らなくなる肺動脈弁狭窄、マラセチア菌という真菌の感染による皮膚炎や外耳炎を引き起こすマラセチア感染症、咀嚼がうまくできなかったり、あくびで開いた口が閉まらなくなるなどの症状がみられる顎関節形成不全、尿が出にくくなり、場合によっては血尿を伴うシスチン尿石症、血液中の血小板に異常が発生し、重度になると血便、血尿、吐血、鼻血などが止まらなくなるバセットハウンド血小板障害などが好発します。

 

ドッグショーでの評価基準

マズルの上部ラインは、ストップからオクシパット(後頭部)までの上部ラインとほぼ平行です。額と目の横んはほどよい量のしわがあり、頭部の皮膚には十分なたるみがあります。スカルはドーム状。ストップはほどよくはっきりしています。鼻の色は毛色が明るい場合はブラウンかレバー。それ以外の毛色の場合には黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は菱形で色はダーク(暗色)ですが、明るい経路の場合にはミッド・ブラウンもあります。明るい色や黄色い目の色は非常に好ましくありません。耳は付け根の位置が低く、目のすぐ下のラインにあります。首はかなり長く、アーチを描いています。胴体は全体的に長く、太く、背線は水平です。腰はわずかにアーチを描いてもかまいません。尾は付け根はしっかりしていて、長く、先細り、高同時にはしっかりと掲げられ、サーベルのような形にわずかにカーブしています。前脚が短く、脚の下部の皮膚にはしわが入っています。後肢は目立つほどの筋肉質です。

ノーフォーク・テリア

コンパクトで、トコトコ歩く姿はとても愛嬌があります。やや長めの硬い被毛ですが、手入れは難しくありません。毎日毛並みを整え、抜け毛を除去するためのブラッシングをしましょう。トリミングはノーフォーク・テリアの場合、ストリッピングという手で被毛を引き抜く方法で行われます。しかし、この方法は、犬にとって苦痛なため、ヨーロッパでは禁止されています。目にかかる場合や、口の周りの汚れる被毛だけ手入れをしましょう。

 

原産国
イギリス


犬種分類
テリア


色・模様
レッド、ウィートン、ブラック&タン、グリズル


毛質・毛の長さ
セミロング(中毛)


抜け毛
多め


サイズ
超小型


目安となる体高・体重
体高:25~26cmが理想、体重:5~5.5kg


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

我を忘れて熱狂的に騒ぐという性格ではありません。活発で勇敢で、子どもにも優しい性格です。しかし嫉妬深いので、長時間放っておいたり、ほかの犬をかわいがっていると吠え立てたり、穴掘りを始めて庭を駄目にしてしまうこともあります。トレーニングもそれほど難しいことはないので、いつも一緒に遊んであげるようにしましょう。

歴史と起源

1880年代、イギリスで、小型で働き者のテリアが作出されました。現在のノーリッチ・テリアです。その中で、耳の垂れた犬が生まれました。それが現在のノーフォーク・テリアのルーツです。当初は同一犬種とされていましたが、1964年に、イギリスで正式に別犬種であると公認されました。1979年にはUKC(ユナイテッドキングダム・ケンネル・クラブ)とAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)のそれぞれでノーフォーク・テリアは公認犬種となりました。

運動量

小型ながら、テリアなので、それなりの活発度があります。しかし、飼い主が大変な思いをするような運動量ではありません。20分程度の小走りを取り入れた散歩を、毎日2回程度行えば十分です。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

基本的に健康な犬種ですが、膝蓋骨脱臼に注意しましょう。ほかにも皮膚疾患や頭部や眼への打撲などによる衝撃や遺伝性によることが原因の水晶体脱臼、やはり遺伝的に視神経に萎縮や欠損があるため、視覚障害を起こす視神経欠損症、肥大性心筋症などが好発します。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルは幅広く、ごくわずかに丸みがあります。ストップは明確で、マズルはくさび型をしています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はオーバル(卵型)で、色はダーク・ブラウンかブラックです。耳は中くらいの大きさで、先端がわずかに丸みがあり、頬に接して前方に倒れています。胴体はトップラインが水平で、背は短く、あばらがよく張っています。尾は付け根の位置が高く、背線と同じ高さにあります。前脚は均整が取れていて、後肢は筋骨たくましいです。

ニューファンドランド

巨大な動くぬいぐるみのようなニューファンドランドは、筋肉質で骨太ながっしりした体型で、頼りがいのあるたくましい大型犬です。優雅にゆったりと落ち着いているので、とても気品ある印象を受けます。しかし、実際には遊び好きで、夏場は海や川に連れ出して大好きな水遊びをさせてあげれば、元気百倍になって大喜びしてくれるはずです。指の間の皮膚が水かきのように伸びていて、本場カナダでは水難救助犬として活躍しているだけのことはあり、泳ぎは得意中の得意です。脂っぽい粗毛が密生している下毛は、防寒防水効果が抜群で、水から上がってブルブルっとするだけで、一瞬で体が乾いてしまいます。 よだれが多く出ます。

 

原産国
カナダ(ニューファンドランド島)


犬種分類
使役犬


色・模様
ブラック、ブラウン、ホワイト&ブラック


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
多め


サイズ
超大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)平均71cm・雌(メス)平均66cm、体重:雄(オス)平均約68kg・雌(メス)平均約54kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
中程度

性格について

とても温厚で優しく友好的な性格なので最良の家庭犬になってくれます。しかし、あくまでもトレーニングがなされた成犬のことで、子犬は少しでも飼い主が離れれば、寂しくて仕方ありません。まさに大きな甘えん坊なのです。訪問者やほかのペットも友好的に迎えますが、飛びついたりして、訪問者に迷惑のかからないようにしなくてはならないでしょう。

歴史と起源

巨大なこの犬種の歴史は、諸説あります。アメリカですでに絶滅したブラック・ヴォルフという犬種とアジアからやって来たチベタン・マスティフとの間に発生したとの説や、西暦1000年ころのバイキングが連れていた犬と北アメリカのオオカミが交雑したものという説、それに15~16世紀にヨーロッパの探検家が連れていたマスティフ、ピレニアン・マウンテン・ドッグ、ポルトゥギース・ウォーター・ドッグらの交配したものという説がありますが、はっきりしたことは不明です。1775年、島の名前をとって、ニューファンドランドと正式に命名されましたが、その後一家に1頭のみの飼育という政策により、一時は絶滅の危機になりましたが、1860年にイギリスのドッグショーで紹介され人気犬種となりました。

運動量

それほど活発ではないので、食事と運動のバランスをとるのが難しくなります。そこから肥満になったり、健康を維持する筋肉が不足することにもつながります。60分程度の散歩を毎日2回は行い、ストレス発散にも役立てましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

大動脈弁の狭窄により、血流障害を引き起こす大動脈弁狭窄、胎生期の形成がうまくいかなかったことから、心房の間に穴が開く心房中隔欠損、心臓が拡張し、収縮する動きの幅が小さくなってしまう拡張型心筋症、毛色の薄い部分に脱毛や毛包炎が発生するカラー・ダイリューション脱毛、甲状腺からのホルモン分泌低下により元気がなくなり、脱毛などを発症する甲状腺機能低下症、白内障などが好発します。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部ががっしりしていて、スカルは幅広く、わずかにアーチを描いています。ストップははっきりしていますが、球ではありません。鼻は大きく、色は毛色がブラックまたはブラック&ホワイトの場合は黒色、毛色がブラウンの場合はブラウンです。マズルはスクエア(四角)で、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトまたは、上下の切歯の端と端がきっちりと咬み合うレベル・バイトです。目は比較的小さく、毛色がブラック、またはブラック&ホワイトの場合はダーク・ブラウン。毛色がブラウンの場合は明るい色調が認められています。耳は比較的小さく、先端が三角形を帯びていて、垂れています。胴体はキ甲から尻部へかけてのトップラインは水平で、背は幅広く、腹側のアンダーラインはほぼ水平です。前脚はまっすぐで、後肢は大腿が幅広く、筋肉質です。尾は根元が幅広く、長さは飛節、もしくはわずかに飛節の下まで達します。

ナポリタン・マスティフ

外見からは想像できないほど物静かな犬種ですが、体力とパワーは並外れているので、本人は普通に動いたつもりでも、小さな子どもにとっては事故につながる可能性があります。大人でも、散歩の際には、リードで引き摺られないように注意しましょう。被毛はごく短いので、手入れは難しくありません。獣毛ブラシで艶を出すためにも、毎日ブラッシングするといいでしょう。それでも、初心者が扱える犬種ではなく、犬の飼育に馴れた方でも、しっかりとした気構えが必要です。

 

原産国
イタリア


犬種分類
使役犬


色・模様
グレー、鉛のようなグレー、ブラック、ブラウン、フォーン、ディープ・フォーン(レッド・ディアー)など


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
超大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)65~75cm・雌(メス)60~68cm、体重:雄(オス)60~70kg・雌(メス)50~60kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
中程度

性格について

自信家でプライドが高く、頑固です。自立心も旺盛で、自己判断で突き進んでいく、超マイペースな犬です。しかし、信頼した主人の命令には、どんなことがあっても絶対忠実に従います。とても力が強く、攻撃的な性格が潜んでいるので、訓練がしっかりとできる自信のある人でないと、手に負えなくなります。普段は寝そべっていることが多いですが、行動する際は迫力があって俊敏に動きます。

歴史と起源

ヨーロッパの多くのマスティフが、チベタン・マスティフの血を受け継いでいます。ナポリタン・マスティフも同様です。そのルーツは紀元前3000年前といわれますが、確かな記録では、アレクサンダー大王率いる古代ローマ軍で参加していた「モロッサス・マスティフ」という戦闘犬が直接の祖先です。イギリスのマスティフのように強靭な犬を作りたいということから、イタリアでも開発され、ナポリタン・マスティフの原型が誕生しました。南イタリアのナポリのブリーダーは、ナポリタン・マスティフを土地や財産の警備をする犬にするべく、実際の強さだけでなく、見た目の恐ろしさも故意に改良していきました。公式の場に初登場したのは1946年のナポリで、1949年にFCI(世界畜犬連盟)で公認されました。1995年にイギリス、2004年にアメリカで公認されました。

運動量

体重が重く、それほど活発な動きはしませんが、膨大な運動量が必要です。最低でも60分の小走りを取り入れた散歩を、毎日2回は行いたいところです。ただし、股関節形成不全の場合は、無理せず、歩行だけの散歩を、犬の様子を確認しながら行いましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全や目頭の裏側にある膜に存在する第三眼瞼腺が、膜から飛び出して炎症を起こすチェリーアイが好発します。ほかにも皮膚疾患がみられがちです。ときどき、歩行の様子や目、皮膚の状態をチェックするように心がけましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は大きく、短く、皮膚にはしわとひだがあり、スカルは幅広く、頂は平らです。ストップはたいへんはっきりしていて、鼻は大きく、色は毛色がブラックの場合は黒色。ほかの毛色の場合はダーク・グレイ・ブラウン。毛色がブラウンの場合はチェスナット色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトか切端咬合です。目は丸く、わずかに奥まっています。色は被毛の色より濃く、薄い毛色の場合は、より明るい色です。耳は小さく、三角形で、頬に沿って平らについています。胴体は背のトップラインはまっすぐで、キ甲は幅広く、背も肋部も幅広です。尾は付け根は幅広で、太く、先端に向かって、やや先細ります。前肢の地面から肘までの部分は、横から見ても、前から見てもまっすぐです。後肢は大腿が体高の3分の1の長さで、デュークロー(狼爪)は切除しなくてはなりません。

ドーベルマン

精悍な外見から凶暴なイメージが強いドーベルマンは、つい最近まで、ピンと立ち上がったするどい耳と、短い尾がトレードマークでしたが、この姿は断耳、断尾をしたものです。実際には垂れた丸みのある耳に、先細い長い尾です。その本来の姿には優しさが溢れ、魅力的な犬種です。ヨーロッパの多くの国ではすでに断耳、断尾が禁止されています。日本でもこの動きは大きくなりつつあります。大型ですが、体臭も抜け毛もほとんどないので、室内での飼育に向いているといえます。

 

原産国
ドイツ


犬種分類
使役犬


色・模様
ブラックまたはブラウンで、身体各所に赤褐色の斑が入る


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)68~72cm・雌(メス)63~68cm、体重:雄(オス)40~45kg・雌(メス)32~35kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
高め

性格について

常に不動の構えで警備にあたる犬というイメージがありますが、それは相当なトレーニングを積んでいる場合です。家庭犬としてのドーベルマンはとても無邪気で活発です。飼い主と行動するのも大好きで、トレーニングもとてもあっさりとこなします。ただし、留守がちな家庭で十分な愛情をかけてあげれないと、ストレスから攻撃的な犬になってしまうことが多いので注意が必要です。

歴史と起源

勇ましく筋肉質の美しいドーベルマンは、比較的新しい犬種です。ドイツ在住のルイス・ドーベルマンという人物によって作出されました。当時、彼は税金を徴収する仕事をしており、幾度となく危険な目に遭ってきました。そのため、自らの身を守るためと、相手への威嚇になる犬の作出に着手しました。ジャーマン・ピンシャーやボースロン、マンチェスター・テリア、グレイハウンド、ロットワイラーなどを交配しながら1900年までには、現在のドーベルマンの姿にほぼ近いまでに完成しました。1908年にはアメリカに紹介され、同年にAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)で公認されました。20世紀の始めから、ドーベルマンは警察犬、軍用犬としてアメリカ、ヨーロッパで需要が高まりました。

運動量

引き締まった健康的な身体を維持するためにも、毎日長時間の運動が必要です。60分以上の駆け足を取り入れた散歩を、毎日2回は行いたいものです。できればドッグランのような安全な広場があれば、自由運動を行うのが理想的です。成犬では、家庭では落ち着いているので、物静かですが、本心では走り回りたいと思っています。ちょっとした買い物のときにも、できるだけ散歩に連れていきましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

遺伝的な疾患に、皮膚脂肪が異常を起こし、炎症を発する脂漏症や毛穴の構造に異常をきたす毛包形成不全、皮膚が色素を失ってしまう白斑症などの皮膚疾患のほか、心臓が拡張し、収縮する動きの幅が小さくなってしまう拡張型心筋症、胃捻転や腸捻転、粘膜からの出血がみられるフォン・ヴィレブランド病、両後肢の歩様異常が起きるドーベルマン舞踏病などが好発します。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は上から見るとくさび型で、前から見ると、頭頂のラインはほぼ水平です。マズルのラインはスカルの上辺のラインとほぼ平行しています。ストップはわずかですが明らかに発達しています。鼻は鼻孔が発達していて、鼻の色は被毛がブラックの場合は黒色。ブラウンの場合は明るめの色調です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさのオーバル(卵型)で、色はダーク(暗色)ですが、毛色がブラウンの場合は明るめの色調が認められます。耳は付け根の位置が高く、断耳される場合は直立ですが、断耳されない耳は前部の端が頬に接して垂れています。首は適度な長さで、よく引き締まった筋肉質です。胴体はキ甲が高く、背は短くて引き締まって、尻は適度な幅があり、たくましい筋肉がついています。

トイ・プードル

プードルは、大きなスタンダード、中型のミディアムとミニチュア、最小のトイの4つの大きさに分類されていますが、FCI(国際蓄犬連盟)では、プードルとしてひとつの犬種で公認されています。日本では最小のトイ・プードルの人気が高く、ここ数年で人気犬種のナンバーワンにまで登りつめました。 被毛はシングルコートで、カールしています。この被毛はほとんど抜けることがないので、アレルギー体質の飼い主さんが、よく飼育されています。プードルと言えばクリップと呼ばれる独特のカットがトレードマークで、おしゃれな犬の代名詞のように思われてきました。しかし、実はこのカットは、鳥猟犬として、水の中に入った時に、心臓や関節など大切な部分を冷たい水からガードして、他の部分は水中で活動する時に水の抵抗を極力なくそうと考えられた作業用のカットだったのです。ショーに出場するにはこのクリップに規定があり、コンチネンタル・クリップまたは、イングリッシュ・サドル・クリップのどちらかにしなくてはなりません。一般的には飼い主の好みにより、テディ・ベアカットやモヒカンカットなど、オリジナリティ溢れるカットで、プードルワールドを楽しんでいる方がたくさんいます。

 

原産国
フランス


犬種分類
愛玩犬


色・模様
単色が理想的で、ブラック、ホワイト、グレー、ブラウン(カフェオレ含む)、アプリコット、クリーム、シルバー、ブルー、ベージュ、レッドなど


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
超小型


目安となる体高・体重
体高:28cm以下、体重:3kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

トイ・プードルは、かわいらしいのは一目瞭然ですが、それでいてとても知的で、訓練の飲み込みの早い犬種のひとつです。活発で素直で、楽しいことが大好きで、飼い主と一緒にいることが何よりの喜びと感じています。子犬のころから社交的に育てられていれば、見知らぬ人に対してもとても友好的です。訓練やコミュニケーションが不足すると、やや神経質な面が出てしまい、見た目のかわいい、よく吠える犬になってしまいます。

歴史と起源

スタンダード・プードルを小型化したミニチュア・プードルをさらに小型化して、トイ・プードルは18世紀のルイ16世の時代に誕生しました。19世紀のナポレオン第二帝政時代には、抱き犬として人気を集め、首輪には宝石をちりばめていたそうです。

運動量

近年では、無理に小型化された個体も多く、その結果、膝蓋骨脱臼が多発しています。発症してから無理な運動は禁物ですが、予防するためにもドッグランのような安全な広場で、自由に走り回って足腰を含めた筋力アップをすることが理想です。小型ですが、毎日20~30分程度の運動ができるといいでしょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

小型化されたことから、膝関節の脱臼が多く見られます。歩行の様子を確認し、ときどき足を引きずるようなことがあれば、動物病院で検査をしたほうがいいでしょう。多発する病気には皮膚疾患、涙流症、停留睾丸、拡張型心筋症、甲状腺機能低下症、胃捻転などがあります。特に皮膚疾患はフードの種類によってアレルギー性の場合が多いので、皮膚に赤い発疹などが見られたら、動物病院で相談し、フードを適正なものに換えるだけで、改善される場合があります。

 

ドッグショーでの評価基準

横から見ると、体長と体高が等しい正方形(スクエア)になっています。頭部スカルはほどよい丸みがあり、ストップはわずかですが、はっきりしています。鼻色は被毛の色によってブラックかレバーです。マズルは長く、スカルと同じ長さです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。両目はほどよく離れていて、形はアーモンド型です。耳は目の高さ、あるいはそれより低い位置にあり、頭部にぴったり沿って垂れていて、長く幅広く、豊富な飾り毛に覆われます。首は十分に長く、頭部を高く上げていて、のどのたるみはあってはいけません。胴体はキ甲が高く、背は短く水平、胸の胸底が深く、ほどよく幅広く、腹は引き締まっています。尾は付け根の位置が高く、根元は太く、上を向いていて、決して巻いたり、垂れたりしてはいけません。前脚は十分な骨量と筋肉が発達していて、肘からまっすぐに伸びています。後脚は強健な筋肉に富み、大腿は十分に発達しています。被毛は1色以外の毛色は失格となります。

チャウ・チャウ

子グマのような姿のチャウ・チャウは、1970年代にテレビコマーシャルに登場し、日本でもちょっとしたブームになりました。2000年以上前から存在した犬種で、モンゴルの種族が狩猟犬、番犬として飼っていました。当時は必要に応じて肉や毛皮も活用されていたようです。分厚い被毛は、厳しい寒さに強いのですが、暑さにはめっぽう弱いです。よだれが多く出ます。

 

原産国
中国(広東省中心)


犬種分類
原始的・スピッツ


色・模様
ブラック、レッド、ブルー、フォーン、クリーム、ホワイト


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)、ブロークン、ラフ


抜け毛
多め


サイズ
中型~大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)48~56cm・雌(メス)46~51cm、体重:20~32kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
少なめ

性格について

活発ではなく、周囲に愛想を振りまくわけでもなく、やや反応の薄い性格をしています。飼い主には愛情を示しますが、かなりの面倒くさがりやで、自ら積極的に散歩に行きたがるタイプではありません。決して臆病ではない強い警戒心によって、番犬としての能力は一流です。しかし、目が奥に引っ込んでいて、後ろがまったく見えないため、後方から近づくものには、ビクッとしながら異常に反応します。子どもなどが突然近づくと、怯えから、組み伏せて噛みついてしまうといった事故も少なくないので、注意が必要です。

歴史と起源

漢王朝時代、紀元前206年から西暦22年の間に作られた彫刻などから、すでにチャウチャウが存在していたと考えられています。当時はモンゴルの種族が狩猟と番犬として飼っていたもので、必要に応じてその肉や毛皮が活用されていたようです。チャウチャウという名前は、中国で「食物」の俗語として使われていた言葉や、チャウチャウを中国からイギリスへ輸送したときの船名が「チャウチャウ」だったという説があります。1903年にアメリカ、1934年にイギリスで公認されました。

運動量

運動量はそれほど多くありませんが、少なくても毎日30分程度の運動をさせなくては、すぐに肥満になってしまいます。社会性、感受性を高め、ストレス発散のためにも、30分の軽い散歩を、毎日2回程度行いましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:少なめ
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:少なめ

 

起きやすい病気/ケガ

遺伝的に、血液が心臓から肺に送られる途中にある弁が狭くなっているために、全身に十分な酸素が回らなくなる肺動脈弁狭窄、毛色の薄い部分に脱毛や毛包炎が発生するカラー・ダイリューション脱毛、血中の成長ホルモン濃度が低くなり、左右対称の脱毛などを起こす成犬発症型成長ホルモン反応性皮膚病、頭部の震えや、開脚姿勢がみられる小脳奇形、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全、軟口蓋が長く伸びすぎて、呼吸不全を引き起こす軟口蓋過長症などが好発し、ほかにも悪性リンパ腫、睫毛乱生、眼瞼内反症、眼瞼外反症などがみられます。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルの頂は平らで幅広く、目の下はふくらんでいます。ストップははっきりしていません。鼻は大きく、幅広で、色は黒色ですが、毛色がクリームやホワイトに近い場合は、明るい色でも例外が認められます。ブルーやフォーンの毛色の場合は、同じ色の鼻でも認められます。舌の色は青みがかったブラックで、歯茎もブラックが好ましいとされます。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はオーバル(卵型)で、色はダーク(暗色)ですが、毛色がブルーやフォーンの場合は、その色でも認められます。耳は小さく、暑く、両耳が広く離れてついていますが、付け根よりも先端の方がわずかに狭くなっています。胴体は背は短く、平らで、胸は幅広く、胸底が深くなります。尾は付け根の位置が高く、背負っています。前肢の脚は完全にまっすぐで、ほどよい長さです。後肢は筋肉質です。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグ

頭部や四肢、尾にわずかに被毛があるだけで、ほかの部分は無毛の犬種です。無毛の犬種の繁殖は、さまざまな障害が出る可能性が高く、難しいと言われていますが、同じ親からヘアレスと全身に被毛がある子犬が生まれることがあります。これを「パウダー・パフ」と呼び、まったく外見の違う姿ですが、犬種としてはまだ区別はされていません。このパウダー・パフを交配に用いることで、遺伝的に比較的健康な犬を繁殖することができるのです。チャイニーズ・クレステッド・ドッグという犬種の維持には、パウダー・パフは欠かせない存在なのです。

 

原産国
中国


犬種分類
愛玩犬


色・模様
さまざま


毛質・毛の長さ
なし


抜け毛
少なめ


サイズ
超小型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)28~33cm・雌(メス)23~30cmが理想、体重:5.5kgを超えてはならない


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

とても遊び好きで朗らかな性格ですが、警戒心が強く、見知らぬ人が触ろうと近づくと、とたんに激しく吠え立てることがあります。臆病で引っ込み思案なところもありますが、賢くて観察力が鋭いことの裏返しでもあります。かなり自尊心が強く、しつけや訓練が厳しすぎると、攻撃的になったり逃げ回って従わなくなります。

歴史と起源

近年のDNAの研究によっても、今まで言われていたメキシコのヘアレス・ドッグやチワワとの関係はまったくないことが分かりました。近縁なのはアフリカのバセンジーでした。その結果、有力なのは、アフリカのへアレス・テリアを中国の貿易船が連れ帰ったものではないかと考えられています。ヘアレス・テリアはネズミ狩りがうまく、それを見た中国人船員が船内のネズミ駆除に利用したと言われています。中国船の航路に、この当時、アフリカが含まれていたことが知られています。この犬を改良し、誕生したのがチャイニーズ・クレステッド・ドッグです。1800年代の終わりにはヨーロッパに紹介されました。1885年にはアメリカでも紹介され、1920年代には繁殖も始まりました。1959年にはチャイニーズ・クレステッド・ドッグ・クラブ(1978年設立)の前身であるへアレス・ドッグ・クラブを設立しました。世界的に注目を浴びるようになり、イギリスでは1981年、FCI(世界畜犬連盟)では1987年、AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)では1991年に公認されています。

運動量

激しい運動はまったく必要ありません。長時間の散歩も必要ありません。10分程度の散歩を、毎日2回行えばいいでしょう。散歩は運動目的よりも、神経質さを軽減するためと、ほかの犬や人との出会いで社会性を養うための精神的な部分が多くなります。なるべく触れ合いを求められるような時間帯に散歩に出かけるといいでしょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

皮膚は被毛がない分、デリケートなので、特に真夏の日中や乾燥する冬には日焼け止めクリームやスキンクリームなどで皮膚の保護を行うか、犬用の洋服などを着せるといいでしょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部はスカルの付け根からストップまでと、ストップから鼻の先端までの長さが等しくなっています。スカルはわずかに丸みを帯びています。ストップはわずかに目立つ程度です。鼻の色は何色でも認められます。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。冠毛はストップから始まり、首にいくにしたがって先細るのが理想的です。長く流れるような冠毛が好ましいのですが、まばらでも許容されます。目は、中くらいの大きさで、色は黒色に見えるダーク(暗色)です。耳は付け根の位置が低く、直立し、飾り毛はあってもなくてもかまいません。パウダー・パフでは、耳は垂れ耳でも許容されます。胴体はしなやかで背は平らです。胸は幅広で、胸底が深く、樽型ではありません。尾は、付け根の位置が高く、長く、先細で、かなりまっすぐです。尾から垂れている長い飾り毛のプルームは尾の先、3分の2のみに生えていますが、まばらでも許容されます。前脚は長く、細く、胴体の真下についていて、後肢は広く離れてついています。

チベタン・テリア

長い被毛に覆われ、表情もよくわかりませんが、飼い主には深い愛情を示しているのは確かです。地震という自然災害によって、長い間隔絶された場所で飼われていたため、純粋が守られてきたという皮肉なルーツをもつ犬種です。長い被毛は、もつれを防ぐためにも毎日のブラッシングが欠かせません。定期的なトリミングも必要です。

 

原産国
チベット


犬種分類
愛玩犬


色・模様
ホワイト、ゴールデン、クリーム、グレー、スモーク、ブラック、パーティカラー、トライカラー


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
中程度


サイズ
小~中型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)35.6~40.6cm・雌(メス)は雄よりわずかに小さい、体重:8~13.5kg


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

優しく穏やかなチベタン・テリアは、少々わがままで、頑固で融通のきかないところもあります。それでも飼い主家族には献身的で、優しく接してくれる子どもたちには愛情をもって対応します。非常に賢く、周囲の状況を観察し、自己判断で行動できる知的な犬です。興奮して大騒ぎするようなところはありませんが、見知らぬ人には警戒心を抱き、無愛想で、危険を感じると、番犬としての能力も発揮できる犬種です。

歴史と起源

チベタン・テリアがどのようにして発展してきたのかは、誰にも想像がつきません。言えることは、すでに2000年間に渡って、チベットのロストバレーにあるラマ教徒修道院で繁殖していたことです。そこに通ずる道は、14世紀の地震で通行不能になり、チベタン・テリアも長い間、詳細が不明になっていました。1920年、グリーグ博士というインドの医者が、チベットのロストバレーを訪れた際に、チベタン・テリアを入手しました。それをイギリスに持ち帰り、クラブを設立しました。当時はその犬のサイズがまるでテリアだったことから、名前にテリアが付きましたが、テリアとはまったく関連がありません。

運動量

テリアの名前がありますが、それほど活動的ではなく、簡単な散歩でも満足します。20分程度の散歩を、毎日2回行えば十分です。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

多くみられる疾病に、頭部や眼への打撲などによる衝撃や遺伝性によることが原因の水晶体脱臼、緑内障、若年性白内障、網膜形成不全、網膜が萎縮して動かなくなる汎進行性網膜萎縮などの眼疾患のほか、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全、バランスが取れず、倒れたり、首を傾げたり、眼球が揺れる症状がみられる遺伝性前庭障害、糖尿病などがあります。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は豊富な被毛に覆われ、目の上に覆いかぶさるように前方に垂れています。下顎には誇張されない程度のわずかなひげがあります。スカルは中くらいの大きさで、幅広くはありません。耳と耳の間はドーム状でもなければ、まったくの平らでもありません。ストップははっきりしていますが、くぼみすぎていません。鼻の色は黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトですが、逆シザーズ・バイトも許容されます。目は大きく丸く、色はダーク・ブラウンです。耳はV字型で頭部に密接しすぎることなく垂れています。胴体は筋肉が発達し、コンパクトで、体長と体高が等しくなります。尾は中くらいの長さで、付け根の位置がかなり高く、カールして背にかかっています。前肢には豊富な飾り毛があり、脚はまっすぐで両脚は平行です。後肢にも豊富な飾り毛があります。

チベタン・スパニエル

その顔からは、狆やパグ、ペキニーズのルーツになった犬種だと想像できます。顔の表情がまるで人間のようで、特に瞳はとても表情豊かで、目を見ていれば喜怒哀楽が伝わってくるほどです。鼻先がつまっていて鼻孔が狭く、速い呼吸が苦手です。そのため体内の熱をうまく排出することができないため、熱中症になりやすい体質です。真夏の気温上昇時にはエアコンで温度管理をしてあげましょう。外出時には飲み水を忘れずに。

 

原産国
チベット


犬種分類
愛玩犬


色・模様
さまざまなカラーと、それらのミックスが許容される


毛質・毛の長さ
セミロング(中毛)


抜け毛
中程度


サイズ
超小型~小型


目安となる体高・体重
体高:おおよそ25.4cm、体重:4.1~6.8kgが理想


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

活発で頭が良くて、飼い主家族に深い愛情を示します。人見知りが激しく、他人の前では同じ犬とは思えないほど無愛想で、警戒心まる出しの気難しい犬に変身します。侵入者や怪しいと感じた相手にも激しく吠える立派な番犬です。ほかのペットとも仲良くできますが、それにはわずかに難しいトレーニングが必要です。

歴史と起源

狆やパグ、ペキニーズのルーツになった犬種と考えられています。古代のチベットで大切にされ、他人へ売られることは絶対にせず、国王家への贈り物とされていました。中国にも贈られ、紀元前1100年の中国の銅像にも、チベタン・テリアらしき犬が描写されています。チベットでは、修道院で育てられていましたが、高い場所に陣取って、侵入者などを見張る番犬としても重宝していたようです。1898年にイギリスへ連れてこられました。少数しか繁殖できず、1966年、アメリカへ輸入され、1971年にチベタン・スパニエル・クラブが設立。1984年にAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)で、1992年にはUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)で公認されました。

運動量

必要な運動は、毎日の簡単な散歩と、室内などでの遊びがあれば十分です。10分程度の散歩を、毎日2回程度行いましょう。チベタン・スパニエルにとって散歩は、屋外の雰囲気を味わって感受性を高めたり、ほかの犬や人との触れ合いで社会性を学んだりできる場所でもあります。マイナスな事はないので、なるべく散歩に連れ出しましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

比較的健康的な犬種ですが、好発するのは、小型犬に多い膝蓋骨脱臼です。歩く様子に異常がないかなどをチェックしておき、動物病院であらかじめ検査を受けておくといいでしょう。また、網膜が萎縮して動かなくなる汎進行性網膜萎縮やアレルギー性皮膚疾患があります。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は身体の割には小さく、スカルはわずかにドーム状です。ストップはわずかですが、はっきりしています。鼻の色は黒色が望ましく、マズルは中くらいの長さでしわはありません。歯の咬み合わせはわずかに下の切歯が上の切歯より前方に出るアンダー・ショットです。目は中くらいの大きさのオーバル(卵型)で、色はダーク・ブラウンです。耳も中くらいの大きさで、付け根の位置が離れていて、豊富な被毛に覆われ、垂れています。胴体は、キ甲から尾の付け根までの長さが、体高よりもわずかに長く、背は平らです。尾は付け根の位置が高く、豊富な飾り毛があり、行動時には巻いているか背にかかっています。前脚はわずかに弓状で、後肢は丈夫です。