Machine Name
dog

ブリュッセル・グリフォン

ブリュッセル・グリフォンは、ベルギー原産のベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンと兄弟犬として知られています。FCI(世界畜犬連盟)ではそれぞれを独立犬種として公認しています。イギリスのUKC(ユナイテッド・ケネル・クラブ)やアメリカのAKC(アメリカン・ケネル・クラブ)ではこの3犬種を毛質やカラーバリエーションとしてひとつの犬種で公認しています。日本のJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)ではFCIと同様に3犬種を個々で公認しています。

 

原産国
ベルギー


犬種分類
愛玩犬


色・模様
赤みがかったブラウン(ジンジャー)


毛質・毛の長さ
セミロング(中毛)


抜け毛
中程度


サイズ
超小型


目安となる体高・体重
体高:18~20cm、体重:小型クラス3kgまで・大型クラス雄(オス)4.5kg・雌(メス)5kgを超えてはならない


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

見知らぬ人に対しては神経質で気難しい部分もありますが、飼い主家族には愛情深く、知的で愉快な犬です。周囲の状況を判断して行動できます。明朗活発で、元気いっぱいですが、騒々しく騒いだり興奮して我を忘れるようなことはありません。とても温厚で優しく、攻撃的なところや無駄吠えなどはいっさいありません。

歴史と起源

ブリュッセル・グリフォンは、ベルギー原産のベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンと兄弟犬として知られています。FCI(世界畜犬連盟)ではそれぞれを独立犬種として公認していますが、UKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)、AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)では、この3犬種を毛質やカラーバリエーションとしてひとつの犬種で公認しています。それぞれの歴史をさかのぼることは難しく、ベルギー王室の愛犬ということと、確かな記録では1880年のブリュッセルのドッグショーに登場したということです。

運動量

毎日の運動は、簡単な散歩と、室内での遊びだけでも十分です。10分程度の散歩を、毎日2回程度行いましょう。運動のためだけでなく、ストレス発散や日光浴、社会性や感受性を養うためにも屋外へ出かけることは重要です。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

個体によっては、出産時、帝王切開が必要な場合があることと、鼻先がつまっているので、呼吸器系の疾患になりやすいことがあります。目にかかる被毛によって眼疾患もみられるので、特に顔周りの被毛の手入れを定期的に行いましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部はスカルは幅広く、丸く、額は十分に盛り上がっています。ストップははっきりしていて、鼻は黒色で大きく、マズルは極端に短くなります。歯の咬み合わせはわずかに下の切歯が上の切歯より前方に出るアンダー・ショットです。目はたいへん大きく、丸く、両目が十分に離れていて、出目です。耳は断耳されて、とがって直立しています。胴体は胸がかなり幅広くて、胸底は深くなっています。尾は付け根が高い位置にあります。四肢はまっすぐで平行で直立しています。長さは中くらいです。

フレンチ・ブルドッグ

コミカルな見かけとは裏腹に、物静かで繊細で細やかな情愛を持った犬です。とても思慮深く聡明で好奇心旺盛なうえ、遊ぶことも大好きです。何かを発見したり探し出したりするようなゲーム感覚の楽しい遊びを次々に開発して、愛嬌たっぷりです。賢さは抜群で、家族の会話は大部分理解できます。話しかけると首を傾げながら一生懸命に聞いて、言葉の意味を理解して的確な反応を返すので、付き合ううちに次第にペットというよりも人に近い存在になってくる不思議な犬です。

 

原産国
フランス


犬種分類
愛玩犬


色・模様
フォーン、ブリンドル、さまざまなカラーに白斑のあるもの、パイドは白地にフォーンまたはブリンドル


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
小~中型


目安となる体高・体重
体高:30cm、体重:8~14kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

性格はのんびりしていて、穏やかです。しかし好奇心があり、おちゃめな面もあります。しかし、幼いころから飼い主とのコミュニケーションが不足したり、甘やかすと攻撃的な部分が顔を出します。元を辿れば、オス牛と戦う闘犬です。愛嬌のある姿でも力は強いので、暴れん坊になってしまうと、手が付けられなくなります。気をつけないと、咽喉笛に噛み付いてくるなんてこともあります。正しい愛情をそそぎながら、飼い主がコントロールできるように育てましょう。

歴史と起源

1860年、フランスのノルマンディー近くで、イギリスからの労働者の間で飼われていたのが、小型のブルドッグです。もともとは、イギリス本土で、すでに小型のブルドッグが存在していたようで、それをフランスに連れてきていたものです。その小型のブルドッグに目をつけたのがフランス人で、その後テリアやパグと交配させて、フランスの犬としてフレンチ・ブルドッグが誕生しました。

運動量

屋外で活発に活動する犬種ではありません。散歩は毎日2回、それぞれ20分程度行うのが理想的です。ただし、鼻先がつまっていて、熱中症になりやすいので、真夏の日中の散歩は避けましょう。涼しい朝方や夕方、地面の熱が下がってから散歩に出かけるようにしましょう。散歩による運動と食事のバランスを考えて、肥満防止に努めましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

遺伝的疾患として、毛包形成不全や季節性側腹部脱毛症、遺伝性貧毛症などがあります。また、鼻先がつまっているため、とにかく暑さに弱く、春から秋にかけて、車の中に置き去りはもってのほかです。真夏の暑い日の散歩も避けてください。体内に熱がこもりやすく、熱中症になり、最悪は命を落とすこともあります。フレンチ・ブルドッグも涼しい気候を好みますので、真夏は冷房は欠かせません。メスは出産時に帝王切開がほとんどです。これは胎児の頭が大きなためで、自然分娩か帝王切開かは、妊娠期に獣医師とよく相談しましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部はとても頑丈で、幅広く、角張っています。頭部の皮膚には対称的なひだとしわが入っています。頭部は顎骨から鼻までの短さが特徴で、スカルの長さはありませんが、幅が広く、頂はほぼ平らです。前頭部は発達していて、眉の隆起が顕著で、目と目の間に特に発達するしわで分けられています。このしわは、前頭部まで達してはいけません。後頭部はほとんど隆起していません。ストップははっきりしていて、鼻は幅が広く、たいへん短く上を向いていて、鼻孔がよく開いています。マズルもたいへん短く、幅広で、上唇に向かって左右対称のひだができます。どのような場合でも、下の切歯が上の切歯の内側にくることがあってはなりません。目は位置が低く、色はダーク(暗色)で、かなり大きく、十分な丸みを帯びて、わずかに出目です。耳は中くらいの大きさで、付け根は幅広く、先端は丸みを帯びていて、頭部の高い位置についていますが、互いに接近しすぎることはなく、開口部を前方に向けて直立しています。首は短く、わずかにアーチを描いています。胴体のトップラインは水平で、腰の部分で高くなり、尾に向かって急激に下降します。この体躯構成は重要です。背は幅広く、筋肉質です。腰は短く、幅広く、胸は円筒形で胸底は下がっています。尾は短く、尻の低い位置についています。付け根は太く、自然にこぶ状になるかねじれていて、先端は細くなっています。前脚は横から見ると垂直で、前から見ると、両脚は離れてついています。肩は短く、筋肉が丈夫でよく目立ちます。後脚は前脚よりもわずかに長く、大腿は筋肉質です。前足は丸く、猫足のようで、わずかに外を向いています。爪は短く、厚く、パッドは硬く厚く黒色です。爪は毛色がブリンドルの場合、黒色でなければなりません。パイドやフォーンの場合はダーク(暗色)が好ましいのですが、明るい色でも欠点にはなりません。

フラットコーテッド・レトリーバー

見かけはゴールデン・レトリーバーよりもスマートでシンプルですが、躍動感あふれるその機能的なスタイルは、ゴージャスなイメージのゴールデンよりも野性的な美しさを感じさせます。いかに効率的に確実に獲物を追尾し回収するかがポイントの猟犬出身なので、とても賢くて状況判断も的確にでき、機転のきいた俊敏な行動をとることができます。その知能はラブラドール・レトリーバーに勝るとも劣りません。楽しいことが大好きで、人見知りせずに誰にでも陽気にじゃれついて遊びをしかけます。

 

原産国
イギリス


犬種分類
鳥猟犬


色・模様
ブラックまたはレバーに限る


毛質・毛の長さ
セミロング(中毛)


抜け毛
中程度


サイズ
大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)59~61.5kg・雌(メス)56.5~59cm、体重:雄(オス)27~36kg・雌(メス)25~32kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
高め

性格について

普段は穏やかで従順、そしてとても優しい性格なので、子どもとも忍耐強く付き合える最高の家庭犬になってくれます。もちろん、警戒心は怠らず、飼い主家族を守る番犬としても努めを果たします。しかし、生後2~3年で落ち着くゴールデンやラブに対し、フラットは老犬になっても無邪気さが残ります。逆にいえば、いつまでも共に楽しく過ごせるということかもしれません。

歴史と起源

19世紀の中ごろ、カナダ人船乗りがイギリスに連れてきたニューファンドランドに、優れた嗅覚を取り入れるためにコリーやアイリッシュ・セター、ラブラドル・レトリーバーの血が加えられ誕生しました。それがウェービーコーテッド・レトリーバーというフラットコーテッド・レトリーバーの前身の犬種でした。1860年ころに紹介されましたが、犬種として確立されたのはその20年後でした。1900年までには、ストレートな被毛をもったものということで、フラットコーテッド・レトリーバーが誕生しました。一時期人気を博しましたが、ゴールデンやラブラドルの人気の影に隠れ、第二次世界大戦後にはほぼ絶滅状態でした。フラットコーテッド・レトリーバーのブリーダー、スタンリー・オニールは、フラットコーテッド・レトリーバー復活のために努力を続け、20世紀後半にはその偉業を成し遂げ、現在に至っています。

運動量

運動量は豊富で、毎日長時間の散歩は欠かせません。毎日最低60分の散歩を1日2回は行いましょう。普通の散歩だけでは満足はしないはずなので、駆け足を取り入れたり、ドッグランなどの安全な広場でボール遊びなどを取り入れるといいでしょう。また、飼い主といつも一緒にいたがるので、ちょっとした買い物などにも連れ出すといいかもしれません。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

日本でも人気の高いフラットですが、先天的な股関節疾患が多くみられます。入手の際には、血統がきちんと確認できることが大切です。また、遺伝性の眼疾患も多く、眼瞼外反症や眼瞼内反症、睫毛重生、異所性睫毛、緑内障、白内障、視神経欠損症などが好発します。皮膚疾患もよく確認されるので、皮膚の状態をこまめにチェックしましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は長く、スカルの頂は平らでほどよく幅広くなっています。ストップはわずかで、鼻は鼻孔が大きく、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はダーク・ブラウンかヘーゼルです。耳は小さく、頭部の両側に接しています。首はほどよい長さで、スローティネス(のどの下のゆるんだ皮膚)はありません。胴体の腰は短く、胸は胸底が深く、かなり幅広く、明瞭な前胸をもちます。尾は短くまっすぐです。前脚はまっすぐで、後肢は筋肉質。飛節は低い位置について、ほどよい角度で曲がっています。

ビーグル

ビーグルには2タイプの大きさがあります。15インチ(約38㎝)と13インチ(約33㎝)のものです。かわいらしい姿で愛嬌のあるしぐさで飼い主を楽しませてくれますが、猟犬の能力である「声」はコンパニオンとなった今でも衰えることはありません。低くやたらと響くその声は、かならず飼い主を悩ませるはずです。特にマンションなどで飼育している場合には、大変な近所迷惑になります。無駄吠えをさせないようにコントロールするのが、ビーグルライフを送る第一歩であり、すべてといえるかもしれません。

 

原産国
イギリス


犬種分類
視覚ハウンド


色・模様
レバー以外のハウンドカラー


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
中程度


サイズ
中型~大型


目安となる体高・体重
体高:33~40cm、体重:18~27kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

人間が大好き、ほめられること大好き、ごほうび大好きな犬といった単純明快な性格な上に、家族にはとても従順で、いつも楽しくて仕方ないといった様子で、めげることなく明るく元気に動き回る楽天家です。見かけ通り体は丈夫で健康ですから、かなりラフに扱っても、元気活発なタフさが魅力です。

 

歴史と起源

ビーグルの歴史は古く、紀元前400年にはビーグルタイプの犬が記述されており、1475年に記録が残されています。ビーグルの語源ははっきりしていませんが、フランス語の「役に立たない」などを意味する「beguele」やケルト人の言葉で「小さい」を意味するbeagなどがあります。エドワード3世(1284~1327年)やヘンリー7世(1457~1509年)もウサギ狩りのためにビーグルを飼育してました。1400年代にはすでにイギリス、イタリア、ギリシャ、フランスで広く飼われていましたが、アメリカではそうでもありませんでした。それまでにもアメリカに輸入されていましたが、AKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)が登録したのは1885年でした。1888年にはビーグル・クラブが設立され、その人気がアメリカでも定着しました。

運動量

食いしん坊のビーグルは、運動量が足りないと、すぐに肥満体になってしまいます。特に年齢を重ねるごとに、散歩に出るのも面倒くさがります。毎日2回、約30分程度の散歩を習慣にしましょう。ただし、つねに地面の臭いを追跡し、それが大好きなのでストレス発散にはなりますが、あまり運動にはならないかもしれないので、軽いジョギング程度の運動を取り入れるといいでしょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

血液が心臓から肺に送られる途中にある弁が狭くなっているために、全身に十分な酸素が回らなくなる肺動脈弁狭窄、心臓の筋肉に栄養を送る血管に炎症を起こすことによって、心臓の働きが低下する冠状動脈炎、糖尿病、悪性リンパ腫、真性癲癇、椎間板疾患、緑内障などが好発します。

 

ドッグショーでの評価基準

性格は穏やかで用心深く、攻撃的であったり臆病であってはいけません。頭部はかなり長く、雌(メス)の頭部は少し細いのですが、しわはありません。スカルはわずかにドーム状で、ほどよく幅広く、オクシパット(後頭部)はわずかに盛り上がります。ストップははっきりしておらず、マズルとスカルの長さは等しくなります。鼻も幅広く、色は黒色が望ましいのですが、被毛の毛色が明るい場合、色素がわずかに薄いものは許容されます。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はかなり大きく、両目が広く離れてついています。落ち込んでいたり、出目であってはなりません。色はダーク・ブラウンかヘーゼルです。耳は長く、先端に丸みがあり、低い位置の付け根から垂れ下がっています。耳を前に伸ばせば、先端はほぼ鼻先に達します。首は容易に下げて臭跡をかぐだけの十分な長さがあり、わずかにアーチを描いています。胴体のトップラインはまっすぐで水平です。肋骨と寛骨の間を連結するカプリングは短く、柔軟性があります。胸は胸底が肘の下まで下りていて、あばらはよく張って、後方に十分に伸びています。腹は過剰に巻き上がってはいけません。尾は付け根の位置が高く、ほどよく長く、特に裏側は十分に秘奥で覆われています。背の上に高く上げて前方に向けていますが、背上に巻きついたり、付け根から前方へ傾いてはいけません。前脚はまっすぐに直立し、足にかけて先細りしていません。肩甲骨が後方によく傾斜しています。後脚は大腿が筋肉質で、左右の飛節は平行になっています。

ビション・フリーゼ

ビション・フリーゼはフランス語で『縮れ毛で飾る』という意味です。その名のとおり、下毛は密で柔らかく、それを覆う上毛はしなやかに縮れ、長い毛で覆われた尾もふんわりと羽毛の飾りのように揺れていて、とても気品を感じさせます。昔のヨーロッパでは、病人が暖房代わりに抱いて寝ていたと言われるくらい、長時間抱かれていてもじっといい子でいてくれる、癒し効果も抜群の犬です。抜け毛や体臭はほとんどありません。被毛の手入れの大変さを除けば、ひじょうに優れた家庭犬といえるでしょう。

 

原産国
フランス


犬種分類
愛玩犬


色・模様
純白


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
超小型~小型


目安となる体高・体重
体高:30cm程度まで、体重:3~6kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

明るくて優しく、いつも楽しげに陽気にふるまうので、見ていても、自然に気持ちがなごみます。感受性が豊かで、飼い主の喜怒哀楽を敏感に察知して、うまく立ち回る賢さもあります。かわいらしい姿とは一転、とても知的で賢く、様々なトレーニングもしやすい犬種です。それでいて独立心もあり、見知らぬ人に愛想を振りまくような性格ではありません。警戒心もあるため、番犬にもなります。社会性もあるため、ほかのペットとも仲良くできます。

歴史と起源

モコモコにトリミングされた姿が印象的なビション・フリーゼは、大西洋にあるカナリア諸島に生息していた古い土着犬の子孫だと考えられています。今ではすっかりトイグループに属するコンパニオン・ドッグですが、その祖先を辿っていくと、バルビーやウォーター・スパニエルなどのウォーター・ドッグに行き着きます。その縮れた被毛が名残です。1300年ころに、イタリアはヨーロッパの貿易の中心でした。そのときにカナリア諸島からイタリアの水夫がビション・フリーゼを大陸に連れてきました。1494年、フランスがイタリアに侵略を始めた「イタリア戦争」の際、ビション・フリーゼもフランスにやってきたようです。その後19世紀後半まで、ビション・フリーゼは歴代の王たちに愛されました。しかし、19世紀の末になると、すっかり今までのような人気はなくなり、ビション・フリーゼはごく普通の犬になっていて、大道芸人のお伴やサーカスの犬となり、絶滅しかけていました。そんな中、愛犬家が繁殖を始め、1934年にはフランスのケンネル・クラブで公認されました。

運動量

多くの運動は必要ありませんが、散歩は社会性、感受性を高めるためにも行いましょう。10~20分程度の散歩を毎日2回程度で済みます。散歩というよりは、室内でボール遊びなどで運動してあげるといいでしょう。小柄でも筋肉質の身体なので、しっかりとした骨格と筋肉を形成するためにも、幼い頃は、運動を兼ねた遊びをたっぷりと行いましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

好発する疾患は、生まれた直後から被毛がなく、生後数か月までにすべての被毛を失う遺伝性貧毛症、B型血友病、興奮やストレスによって、全身が細かくふるえ、悪化すると癲癇などの発作を引き起こす犬ふるえ病、一番目と二番目の頚椎の融合が不完全な環軸亜脱臼、眼瞼内反症、角膜変性症、白内障、尿が出にくくなり、場合によっては血尿を伴うシスチン尿石症、リン酸カルシウム尿石症、ストラバイト尿石症などがあります。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルは飾り毛によって丸く見えますが、感触では頭頂はかなり平らで、長さはマズルよりも長くなります。ストップは目立つほどはっきりはしていません。鼻は丸みがあり、色は黒色。マズルは太くなく、スニッピー(とがった弱々しいマズル)ではありません。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はやや、丸みがあり、大きくなく、出目でもありません。色はダーク(暗色)な色調です。耳は垂れていて、細かくカールした長い被毛に覆われています。首は丸く、かなり長く、胴体の約3分の1になります。胴体の腰は幅広く、わずかにアーチを描いています。胸は発達し、胸底は深く、水平です。尾は付け根の位置は背線よりわずかに低く、通常はあげて保持します。前肢は前から見てまっすぐで垂直です。後肢は骨盤が幅広く、筋肉質です。

ビアデッド・コリー

長い被毛がたなびき、顔も覆われている元気な牧羊犬です。第一次世界大戦の際には数が減少し絶滅しかけましたが、スコットランドでは一般的に農場で飼育されていたものが残っており、復活を果たしました。大きな体に似合わず、かなり活動的でいたずら好きなので、室内飼育ではそれなりのリスクも考えておく必要があります。長い被毛をきれいに維持するには、毎日のブラッシングは欠かせません。

 

原産国
イギリス(スコットランド)


犬種分類
牧羊・牧畜犬


色・模様
スレート・グレー、赤みがかったフォーン、ブラック、ブルー、さまざまな色合いのグレー、ブラウン、サンディ


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
多め


サイズ
中型~大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)53~56cm・雌(メス)51~53cm、体重:18~27kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
高め

性格について

とてもエネルギッシュで、特に若いころは騒々しいほど活動的です。落ち着きが出てくると、家族思いで子どもにもとても優しく、深い愛情が満ち溢れてきます。とても甘えん坊ですが、信頼関係がしっかりできていれば、寂しくても我慢して静かに留守番もできます。状況判断能力に優れていて、愛情も過敏に感じ取るので、とてもいい家庭犬になります。

歴史と起源

1514年、スコットランドに3頭のポリッシュ・ローランド・シープドッグが連れてこられました。ビアデッド・コリーの基礎となった犬は、この3頭から誕生したと考えられています。ビアデッドは「あごひげ、ひげのある、長いひげ」を意味しています。何世紀にも渡ってスコットランドで牧羊犬として働いてきました。1912年にスコットランドのエジンバラでビアデッド・コリー協会が設立されましたが、第一次世界大戦の際にやむなく解散してしまいました。その後、数が減少しましたが、スコットランドでは一般的に農場で飼育されていました。1940年代以降、世界に紹介され、1979年にUKC(ユナイテッド・ケンネル・クラブ)によって公認されました。

運動量

運動量は膨大です。毎日、長時間の散歩は欠かせないでしょう。最低でも60分の駆け足を取り入れた散歩を、毎日2回は行いましょう。ドッグランなどの安全な広場があれば、自由に走り回って遊べる運動ができることが理想的です。近所に適した場所がなければ、散歩コースで、一緒にジョギングなどをしてみましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:中程度
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

遺伝的に、顔面に膿瘍やかさぶたを伴う皮膚炎が発生し、重度になると全身性になる自己免疫性疾患の落葉状天疱瘡、網膜が萎縮して動かなくなる汎進行性網膜萎縮などが好発します。ほかにも遺伝性肘脱臼や白内障、角膜変性症などがあります。

 

ドッグショーでの評価基準

スカルは幅広く、頂が平らで、スクエア(四角)っぽく、ストップからオクシパット(後頭部)までの長さと、両耳の開口部までの長さが同じです。ストップのくぼみは適度で、鼻の色は一般的に黒色で、毛色がブルーとブラウンの場合はそれに準じ、唇と目縁の色素は鼻の色に準じます。目は大きく、色は毛色と調和しています。耳は中くらいの大きさで、垂れています。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトで、上下の切歯の端と端がきっちりと咬み合うレベル・バイト許容されますが、好ましくありません。胴体は背は水平で、肋骨は張っていますが、樽のように丸くはありません。尾は付け根の位置が低く、豊かな被毛に覆われています。前脚はまっすぐで、頑丈な骨をもちます。後肢は筋骨たくましく、飛節の位置は低くなっています。

パピヨン

コンチネンタル・トイ・スパニエルとも呼ばれるパピヨンは、フランス語の蝶(パピヨン)の名の通り、大きくて美しい飾り毛がついた耳が、羽を広げた蝶のように優雅で物静かな印象を与えます。しかし実際は、活発にはしゃぎ回る騒々しいくらい元気な犬です。大変賢く精神的にナイーブで、それが魅力のひとつです。美しい被毛の中でも、特に耳や胸、尾の飾り毛は、細く、からまりやすくなります。毎日のブラッシングで毛玉ができないように、きれいに毛並みを整えてあげましょう。

 

原産国
フランス・ベルギー


犬種分類
愛玩犬


色・模様
地色がホワイトであれば、すべてのカラーが認められる


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
超小型


目安となる体高・体重
体高:約28cm、体重:2.5~5kg


一日に必要な散歩量
少なめ


活発度
少なめ

性格について

屋外で散歩や運動をすることが大好きで、よく飼い主に一生懸命ついて歩く姿を見かけます。遊び好きで、それでいて穏やかで我慢強く知的です。しかし、やや神経質な面があり、それを幼いころから甘やかすと、わがままで攻撃的な犬になってしまいます。せっかく小型で、集合住宅向きの犬種ですが、かわいいからと、ぬいぐるみのように扱っていると、「自分が強いから、飼い主は恐れてかしずいてくれている」と錯覚してしまい、主導権を握ろうとする「アルファ・シンドローム」に陥りやすい犬種です。厳しくトレーニングするところは厳しく。愛情たっぷりに遊ぶときにはしっかりとメリハリをつけて育てていきましょう。

歴史と起源

パピヨンの歴史は古く、すでに15世紀のイタリアの絵画には、パピヨンらしき犬が描かれています。もともとはスペインのスパニエルが祖先と考えられていますが、18世紀にはフランスのマリー・アントワネットにも愛され、宮廷内では、当時、パピヨンを自分の肖像がに取り入れるのが流行しました。後に、フランス人のブリーダーによって、現在の姿に完成されました。

運動量

超小型犬なので毎日の散歩は10分程度のものを3回ほど行えると理想的です。散歩は運動だけでなく、屋外の風や臭いを感じで感受性を高めたり、ほかの犬や人との触れ合いで社会性を養うことにも役立ちます。また、日光浴によって、健康な皮膚や被毛を維持するためにも重要なことなのです。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

小型犬ならではの膝蓋骨脱臼が多くみられます。また、チワワのように頭頂部の泉門が弱いこともあるので、頭部への強い衝撃は禁物です。成長過程での健康診断を行い、異常の早期発見に努めましょう。ほかに多発する病気に、白内障や眼瞼内反症、黒色被毛毛包形成不全、遺伝性難聴などがあります。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルは、前から見ても横から見ても丸みを帯びすぎることはありません。ストップははっきりしていて、鼻は小さく黒く、丸い形ですが、上部はわずかに平らです。マズルの長さはスカルよりも短く、細くとがっていて、鼻筋はまっすぐです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はやや大きく、アーモンド型で色はダーク(暗色)です。耳は立ち耳と垂れ耳(ファレーヌ)があり、立ち耳は高く位置しています。耳の内側のラインは水平に対して45度です。耳の先はとがっていてはならず、耳の内側は細いウェーブ状の被毛に覆われ、外側は長い飾り毛に覆われています。垂れ耳は付け根の位置が高く、垂れ下がり、ウェーブのかかった長い被毛に覆われています。耳の先が垂れた半直立耳は重大な欠点と見なされます。首はほどよい長さで、うなじはわずかにアーチを描いています。胴体のトップラインは平らで、腰はわずかにアーチを描いています。胸は幅広く、胸底は深く、腹はわずかに巻き上がっています。尾は付け根の位置が高く、やや長く、十分な飾り毛があります。決して背上で巻いたり、水平に乗ったりしてはいけません。脚はまっすぐで、長すぎてはいけません。前脚は肩がよく発達していて、ボディに密着しています。後脚は足首の関節であるホック・ジョイント(飛節)がよい角度に曲がっていて、足は第3指が長めで、全体的に細長い兎足で、爪は黒が好ましいとされています。毛色は頭部にホワイトが大半を占めているのは欠点となります。

パグ

ラテン語の『パグナス(握りこぶし)』が由来になっている通り、押し潰された鼻先がまるで握りこぶしを連想させます。この独特な風貌は、愛嬌と哀愁が入り交じり、いつまで見ていても飽きることがありません。いっしょに暮らしていると喜怒哀楽の感情表現の豊かさには驚かされるばかりです。いつでも明るくポジティブに動き回る姿に、元気づけられることも少なくありません。付き合えば付き合うほど味が出て、愛着が沸いてくるので、パグを飼育している人に「次もパグ」という人が多いのも頷けます。

 

原産国
中国


犬種分類
愛玩犬


色・模様
シルバー、アプリコット、フォーン、ブラック


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
小型


目安となる体高・体重
体高:25~28cm、体重:6.3~8.1kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
少なめ

性格について

そのユーモラスな表情からも想像できますが、お茶目でとても愛情豊かです。知的で賢くて、飼い主に忠実な性格です。幼いころからの反復的なトレーニングをこなしていけば、いろいろなことをどんどん吸収していきます。トレーニングに失敗してしまうと、わがままで無駄吠えが多くなってしまうので、愛情こもったコミュニケーションをとりましょう。

歴史と起源

パグの祖先は、紀元前400年ころのアジアで始まったと考えられています。その祖先には、ペキニーズが関与していることは間違いないようですが、確かなことは分かっていません。ビクトリア朝時代には、その人気は絶大となり、絵画などにもその姿が残されています。1860年、イギリスが北京へ攻め入ったとき、パグとペキニーズは持ち去られ、イギリスへと運ばれました。1885年にはアメリカ、1886年にはイギリスでも紹介され、ケンネル・クラブにより、公認されました。

運動量

それほど活発な犬種ではなく、快適な室内にいることを好むので、どうしても肥満傾向にあります。肥満を予防するためにも、毎日2回、20分程度の散歩が必要です。しかし、熱中症になりやすいので、真夏の日中の散歩は避けましょう。涼しい朝方や夕方、地面の熱が下がってから散歩に出かけるようにしましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

壊死性の髄膜脳炎で、歩行不能や急性の発作、失明などを引き起こすパグ脳炎や、眼球突出、鼻孔狭窄などがみられます。つまった鼻は、呼吸による体温調節があまりうまくできません。そのため暑さに大変弱く、熱中症にかかりやすい犬種です。真夏の自動車の中や、温度管理のされていない室内、店先でつなぎっぱなしにすることなどは絶対にしないでください。もともと呼吸が荒いので、いびきをかきます。また、顔のしわの部分は汚れがたまりやすく、皮膚病や眼病、悪臭の原因になるので、いつも清潔に保ってあげましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は大きく丸くなっていますが、アップル・ヘッドではありません。スカルにくぼみはまったくありませんが、しわがはっきりしています。マズルは短く、スクエア(四角)ですが、上を向いてはいません。鼻の過剰なしわは好ましくありません。歯の咬み合わせはわずかに下の切歯が上の切歯より前方に出るアンダー・ショットで下顎のゆがんだライ・マウスや歯、舌が見えているものは好ましくありません。目は大きく、球状で、色はダーク(暗色)です。耳は薄く、小さく、ベルベットのように柔らかく、形に2種類あり、小さな垂れ耳が折り重なり、後方に倒れて耳朶が見えるローズ・イヤーと耳が前方に折れ、先端部が開口部をふさぐようにスカルに沿ってたれ、先端が目の方を指しているボタン・イヤーがあります。ボタン・イヤーの方が好ましいとされます。首は十分な太さと長さがあり、わずかにアーチを描いています。胴体は短い胴のコビーで、背線は水平、胸は幅広く、あばらがよく張っています。尾は付け根の位置が高く、尻の上にできるだけ硬く巻いています。二重巻きはたいへん好ましいとされます。前脚は頑丈でまっすぐで、ほどよい長さです。肩甲骨が後方によく傾斜しています。後脚もほどよく長く、胴体の真下についています。後ろから見るとまっすぐで、両脚が平行になっています。前・後足ともに、兎足ほど長くなく、猫足ほど丸くありません。爪は黒色です。

バーニーズ・マウンテン・ドッグ

何が起きても大騒ぎすることなく、いつでもどっしりと自信に満ちた頼もしい存在です。アルプスの山岳地帯で家畜の番をしたり、重い荷車をひいてきたので、がっしりと均整のとれた力強い体格です。しかし、子犬時代は落ち着きなく大暴れするやんちゃ坊主です。成犬になると我慢強くなって落ち着き、ほかの犬に喧嘩を売られても平然と無視するようになります。主人の足元で静かにまどろみ続ける優雅さまで身につけます。

 

原産国
スイス


犬種分類
使役犬


色・模様
トライカラー


毛質・毛の長さ
セミロング(中毛)


抜け毛
多め


サイズ
大型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)64~70cm、雌(メス)58~66cm、体重:40~44kg


一日に必要な散歩量
多め


活発度
高め

性格について

その風貌通り、とても優しくて知的で、子どもともよく遊びます。番犬としての能力が優れていますが、決して攻撃的ではありません。自分の判断で臨機応変に動き回る賢さがあります。ただ寝そべっているように見えても、実は周りに細心の注意を払って、何か起きるとすぐに動き出します。一方、とても頑固なので、納得しない命令にはがんとして動こうとしません。ほかのペットとも仲良くできて、素晴らしい家庭犬です。

歴史と起源

バーニーズ・マウンテン・ドッグのくわしいルーツについては、よくわかっていません。しかし、その起源が古代ローマに存在したマスティフタイプの犬であろうと考えられています。そのマスティフタイプの犬は、侵入者を排除するための仕事をしていました。しかし、ローマ時代の終わりとともに、これらの犬は、農民の財産を守るための仕事に変化していったようです。その後、19世紀の終わりには、ほとんど絶滅に近い状態でしたが、数人のスイスのブリーダーたちが、ベルン州に残されたこれらの犬を集め、繁殖を始めました。1902年と1904年、1907年にはドッグショーに出場し、1907年、バーニーズ・マウンテン・ドッグの前進である「Schweizerische Durrbach-Klub」を設立し、種類のスタンダードを定めました。その後名前もバーニーズ・マウンテン・ドッグと改名し、1937年にはAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)でも公認され、世界的に有名な犬種になりました。

運動量

体力、スタミナが豊富な犬種です。毎日の散歩や運動は長時間を費やします。60分以上の散歩を毎日2回は行いましょう。単なる散歩だけでなく、成長期にはしっかりとした筋肉を付けるためにも、できれば自由運動ができる場所を見つけておくといいでしょう。成犬になれば、散歩を催促することはありませんが、健康維持のためにも、毎日の散歩は引き続き行いましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:高め

 

起きやすい病気/ケガ

比較的健康な犬種ではありますが、遺伝的な疾患として、肘形成不全や多発性関節炎、股関節形成不全などの関節疾患や、血管内の皮細胞に発生する悪性の腫瘍の皮膚血管肉腫などが好発します。また、白内障や網膜が萎縮して動かなくなる汎進行性網膜萎縮などの眼疾患がみられます。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルは、前と横から見てわずかに丸みを帯びていて、ストップは目立ちすぎませんが、はっきりしています。顔の正面にわずかな額溝があります。鼻の色は黒色マズルは中くらいの長さで、鼻筋はまっすぐです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。唇の色は黒色です。目はアーモンド型で色はダーク・ブラウンです。耳は付け根の位置が高く、中くらいの大きさの三角形で、先端がわずかに丸みがあり、平静時には平らに垂れています。首は中くらいの長さで、筋肉が発達しています。胴体はコンパクトで頑丈で、胸は広く、胸底は深くて、肘の位置に達します。尾はふさふさして長く、先端は少なくとも飛節に達します。前脚はどちらかといえば2本が広く離れてついていて、まっすぐで平行です。後肢は後ろから見てまっすぐで、両脚の間隔は狭すぎません。

バセンジー

いつも困ったように、眉間にしわをよせているバセンジーは、古代からの姿を今に残す犬種です。ほとんど吠えることはなく、日本の住宅事情でも問題なく飼えますが、鳴き声がヨーデルのようで、犬らしからぬ奇妙な声を発します。軽快で活気に溢れたスウィンギング・ストライドと呼ばれる独特のリズミカルな歩様や、きつく巻かれたコミカルな尾もバセンジーの特徴です。

 

原産国
コンゴ


犬種分類
原始的・スピッツ


色・模様
ピュア・ブラック&ホワイト、レッド&ホワイト、ブラック&タン、タン&ホワイトなど


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
小~中型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)43cmが理想・雌(メス)40cmが理想、体重:雄(オス)11kgが理想・雌(メス)9.5kgが理想


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

あまり人に媚を売るような犬種ではありません。慎重で注意深く、神秘的なイメージすら漂います。しかし、飼い主家族には深い愛情を示します。犬以外のほかのペットと一緒のとき、目を離してはいけません。野生の本能が働くのか、攻撃してしまう恐れがあるのです。咬み応えのあるおもちゃを与えておくといいでしょう。

歴史と起源

7000~5000年前、サハラ砂漠で発見された岩に描かれた犬や、5000年前のエジプトのファラオの墓に残された犬の絵は、バセンジーと同じように、尾がくるりと巻いていて、立ち耳で細身の体をしています。当時から猟犬として飼育されていて、小動物のハンティングで活躍していました。その発祥の地はアフリカ中央部で、森林の中を走り回るには、小さな体が適していたのでしょう。1895年、イギリスの探検隊がピグミー族と暮らすバセンジーを発見し、本国へ持ち帰りました。しかし、ジステンパーにかかってしまい、すぐに死んでしまいます。1937年、再度イギリスとアメリカに持ち込まれました。アメリカに持ち帰った犬は、子犬を産みましたが、オス以外はやはりジステンパーで死亡し、1941年に再導入したメスとの間で、ようやく繁殖がうまくいくようになりました。

運動量

ものすごく活発というわけではありません。飼い主の側にいられれば、まずはそれだけで満足します。しかし、まったく散歩に行かなければ、ストレスが溜まってしまうので、30分程度の散歩を、毎日2回行って、ストレス発散と健康な身体を維持しましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

バセンジーがかかりやすい病気として、アレルギー性皮膚炎、鼠径ヘルニア、臍ヘルニアなどが遺伝的に好発します。ほかにも腎疾患があります。また、腸が弱く、下痢が続くこともあります。あらかじめ、動物病院で健康診断をしておき、体調の波を知っておくといいでしょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルの頂は平らです。耳を立てているとき、前頭部に深いしわが刻まれています。ストップはわずかです。鼻の色は黒色が好ましく、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はアーモンド型で、色はダーク(暗色)です。耳は小さく、先端がとがって直立しています。胴体は背が短く、平らです。あばらはよく張っていて、オーバル(卵型)です。尾は付け根の位置が高く、シングルカールあるいはダブルカールしています。前脚はまっすぐで、後肢は力強く、筋肉質です。