ダルメシアン
もともと、旅人とともに世界中を回り、馬車について走り回っていた犬種です。この犬にとってストレス発散は走り回ることなので、ドッグランなどでノンリードの運動を頻繁にしてあげましょう。近年ではもっぱらコンパニオン・ドッグとして世界中で愛されています。生まれたばかりの子犬には黒い模様がありません。生後3か月を過ぎたころからはっきりしてきます。
原産国
旧ユーゴスラビア(ダルメシア地方)
犬種分類
嗅覚ハウンド
色・模様
地色はピュア・ホワイトで、ブラックまたはブラウンのスポットが入る
毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)
抜け毛
中程度
サイズ
大型
目安となる体高・体重
体高:雄(オス)56~61cm・雌(メス)54~59cm、体重:雄(オス)27~32kg。雌(メス)24~29kg
一日に必要な散歩量
多め
活発度
高め
性格について
飼い主に対しての忠誠心は溢れていますが、何せ彼らは遊び好きで、好奇心旺盛です。またのんきでもあり、じっとしていることを苦痛に感じているほどです。若干神経質な面もあり、ささいな事でもストレスを溜め込んで、攻撃的になることがあります。疲れを知らない同士の子どもとも遊ぶのがすきですが、小さなお子さんだと、そのパワフルさに圧倒されてしまうでしょう。
歴史と起源
ダルメシアンの歴史がどの時代から始まっているのか詳細は不明です。しかし、状況証拠はいくつかあがっています。古代エジプトの壁画で二輪戦車の後ろについて走っているダルメシアンと思われるものや、1360年ごろのイタリアの絵画、1500年代中期に残された手紙の中に記されているダルメシアンのような犬のこと。しかも、アジア、ヨーロッパ、アフリカにバラバラにその痕跡が残されているのです。古い時代から存在した犬ということは確かなようですが、複数の地域にその存在の証が残されているということから、当時、ダルメシアンはジプシー一行についてまわっていたのではないかということです。その後、時代によって役割が変化し、中世には猟犬、1800年代には馬車について馬を警護するキャリッジ・ドッグとして活躍しました。
運動量
運動量の豊富なダルメシアンは、散歩をするというよりは、遊びに出かけるという意識しかないようです。とにかく普通に歩くことよりも、走ったり、ドッグランなどの広場でボール遊びをさせている方が、精神的にも適しているようです。遊びに夢中になると、飼い主のことすら忘れてしまっているのではないかと思わせるほどです。基本的な散歩は最低60分、毎日2回の散歩を行うのが理想です。
その他の情報(病気等)
飼う際の注意点
- 旅行・移動に対応する適応力:高め
- 留守に対する適応力:高め
- 子どもに対する適応力:中程度
起きやすい病気/ケガ
アトピー性皮膚炎や、メラニン色素の欠損によって皮膚炎が引き起こされるワールデンブルグ・クライン症候群、脳の萎縮などにより視覚障害や全身麻痺を引き起こすダルメシアン白質ジストロフィーなどの遺伝的疾患が好発します。結節性上強膜角膜炎や緑内障、白内障などの眼疾患も多発します。
ドッグショーでの評価基準
頭部はかなり長く、スカルは頂が平らです。両耳の間は広く、額にわずかな額溝が入り、しわはありません。ストップはほどよくはっきりしています。鼻の色は被毛の斑がブラックの場合は黒色。レバーの斑ならブラウンです。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさで、丸く、両目がほどよく離れてついていて、色は、ブラックの斑の場合はダーク・ブラウン。レバーの斑の場合はライト・ブラウンからアンバーまでです。耳は付け根の位置がかなり高く、ほどよい大きさで、頭部に沿って垂れています。首はかなり長くきれいなアーチを描いています。胴体は背が水平で、腰はわずかにアーチを描いています。胸底は深く、肘の位置まで達していなければなりません。尾の付け根は高すぎもせず、低すぎもありません。先端に向かってなめらかに先細り、静止時には先端の3分の1がやや上向きにカーブしています。前肢は前足が完璧にまっすぐで、後肢は丸みを帯び、後ろから見ると後脚は垂直で、2本が平行しています。