シェトランド・シープドッグ

シェルティーの愛称で親しまれています。大型犬のコリーにとても良く似ていて、優雅で美しく均整のとれた体型が魅力的です。コリーほど鼻先が長くない分、高貴な感じは薄らいで見えますが、むしろコリーより犬らしい犬といった印象が強くなり、何となく親近感がわいてきます。散歩中、走るネコなどを見ると、牧羊犬の血が騒いでしまうのか、追いかけていく習性があるので、リードをしっかりと持ちましょう。

 

原産国
イギリス(シェトランド諸島)


犬種分類
牧羊・牧畜犬


色・模様
セーブル、トライカラー、ブルーマール、ブラック&タン、ブラック&ホワイト


毛質・毛の長さ
ロングコート(長毛)


抜け毛
多め


サイズ
小型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)37cm、雌(メス)35.5cm、体重:6~7kg


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

穏やかで知的、飼い主に忠実でトレーニングもどんどんこなします。子どもに対しても、我慢強く対応します。飼い主家族以外には、やや警戒心を抱き、ときには吠えることもあります。夜中の怪しい物音や人影にも強い警戒心を抱きますから、家庭犬として、また番犬として頼もしい存在になること間違いないでしょう。

歴史と起源

ノルウェーとスコットランドの間の北海に浮かぶシェトランド諸島。ここがシェルティーの愛称で親しまれるシェトランド・シープドッグの故郷です。そこは、強い寒風が吹き荒れ、ゴツゴツした岩肌の地形の厳しい環境です。この諸島では、ウマもヒツジも小さく、シェトランド・ポニーの原産地としても有名です。そんな環境の中、島の外から連れてこられた犬が、1700年ころまでには、現在のシェルティーに近い姿に完成され、何世紀にも渡って、ヒツジの群れをコントロールし保護する牧羊犬として活躍してきました。1800年代になってから、スコットランドにもたらされ、改良が進み、1909年にはシェトランド・コリーの名で最初にイギリスで公認され、1911年にはアメリカでも公認されました。1914年にはシェトランド・シープドッグの名に変更されました。

運動量

牧羊犬として働いていた遺伝子は、家庭犬にも受け継がれています。強大なスタミナや体力が持ち味です。毎日の散歩は30分以上を1日2回は行いましょう。成犬では、自ら活発に動くということはなく、物静かに過ごしているので、毎日の散歩以外にも、ときどきドッグランなどで自由運動をさせることが理想的です。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:中程度
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

マラセチア菌という真菌の感染による皮膚炎や外耳炎を引き起こすマラセチア感染症や粘膜からの出血がみられるフォン・ヴィレブランド病、B型血友病、多発性関節炎、股関節形成不全、劣性遺伝として発症するコリー眼異常が好発します。異常に気がついたら、獣医師に相談しましょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部は先端が鈍角のくさび型で、耳から鼻にかけて細くなっています。スカルの頂は平らで、両耳の間は適度な幅で、オクシパット(後頭部)の隆起は見られません。マズルは十分に丸みを帯び、スカルとマズルは同じ長さです。ストップはわずかですが明瞭で、鼻、唇、目縁は黒色です。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はアーモンド型で毛色がマールの場合は片方の目、または両目がブルー、またはブルーの斑ですが、それ以外はダーク・ブラウンです。耳は小さく、前方に向けた半立ち耳です。首は十分なアーチを描いています。胴体は体高よりも体長の方がわずかに長く、胸底は深く、あばらは張っています。尾は低い位置につき、徐々に先細になり、豊富な被毛に覆われています。前脚は前から見てまっすぐで、後脚は大腿が幅広く、後ろから見るとまっすぐです。