バセンジー

いつも困ったように、眉間にしわをよせているバセンジーは、古代からの姿を今に残す犬種です。ほとんど吠えることはなく、日本の住宅事情でも問題なく飼えますが、鳴き声がヨーデルのようで、犬らしからぬ奇妙な声を発します。軽快で活気に溢れたスウィンギング・ストライドと呼ばれる独特のリズミカルな歩様や、きつく巻かれたコミカルな尾もバセンジーの特徴です。

 

原産国
コンゴ


犬種分類
原始的・スピッツ


色・模様
ピュア・ブラック&ホワイト、レッド&ホワイト、ブラック&タン、タン&ホワイトなど


毛質・毛の長さ
ショート/スムース(短毛)


抜け毛
少なめ


サイズ
小~中型


目安となる体高・体重
体高:雄(オス)43cmが理想・雌(メス)40cmが理想、体重:雄(オス)11kgが理想・雌(メス)9.5kgが理想


一日に必要な散歩量
中程度


活発度
中程度

性格について

あまり人に媚を売るような犬種ではありません。慎重で注意深く、神秘的なイメージすら漂います。しかし、飼い主家族には深い愛情を示します。犬以外のほかのペットと一緒のとき、目を離してはいけません。野生の本能が働くのか、攻撃してしまう恐れがあるのです。咬み応えのあるおもちゃを与えておくといいでしょう。

歴史と起源

7000~5000年前、サハラ砂漠で発見された岩に描かれた犬や、5000年前のエジプトのファラオの墓に残された犬の絵は、バセンジーと同じように、尾がくるりと巻いていて、立ち耳で細身の体をしています。当時から猟犬として飼育されていて、小動物のハンティングで活躍していました。その発祥の地はアフリカ中央部で、森林の中を走り回るには、小さな体が適していたのでしょう。1895年、イギリスの探検隊がピグミー族と暮らすバセンジーを発見し、本国へ持ち帰りました。しかし、ジステンパーにかかってしまい、すぐに死んでしまいます。1937年、再度イギリスとアメリカに持ち込まれました。アメリカに持ち帰った犬は、子犬を産みましたが、オス以外はやはりジステンパーで死亡し、1941年に再導入したメスとの間で、ようやく繁殖がうまくいくようになりました。

運動量

ものすごく活発というわけではありません。飼い主の側にいられれば、まずはそれだけで満足します。しかし、まったく散歩に行かなければ、ストレスが溜まってしまうので、30分程度の散歩を、毎日2回行って、ストレス発散と健康な身体を維持しましょう。

その他の情報(病気等)

飼う際の注意点

  • 旅行・移動に対応する適応力:高め
  • 留守に対する適応力:高め
  • 子どもに対する適応力:中程度

 

起きやすい病気/ケガ

バセンジーがかかりやすい病気として、アレルギー性皮膚炎、鼠径ヘルニア、臍ヘルニアなどが遺伝的に好発します。ほかにも腎疾患があります。また、腸が弱く、下痢が続くこともあります。あらかじめ、動物病院で健康診断をしておき、体調の波を知っておくといいでしょう。

 

ドッグショーでの評価基準

頭部スカルの頂は平らです。耳を立てているとき、前頭部に深いしわが刻まれています。ストップはわずかです。鼻の色は黒色が好ましく、歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目はアーモンド型で、色はダーク(暗色)です。耳は小さく、先端がとがって直立しています。胴体は背が短く、平らです。あばらはよく張っていて、オーバル(卵型)です。尾は付け根の位置が高く、シングルカールあるいはダブルカールしています。前脚はまっすぐで、後肢は力強く、筋肉質です。