エジプトの言葉で猫を意味する「マウ」は、この猫が古代エジプトからの生き残りだと考えられてのことでしょう。家庭猫の中では最速で走るといわれ、そのスピードは時速48kmにも及ぶといわれています。エジプシャン・マウには独特のスポッテッドがあり、古代エジプトの壁画にも似たような模様の猫が描かれています。
原産国エジプト、イタリア
色・模様ブラック、ブルー、ブロンズ、シルバー
毛の長さ短毛
抜け毛中程度
サイズ小型
目安となる体重2.25~5kg
活発度低め
子どもに対応する適応力低め
性格はやや神経質で、人見知りしやすく、うるさいのは苦手。鳴き声が小さいので、静かな家庭での飼育に向きます。やや臆病ですが、均整のとれた体型で、運動量は少なくありません。人見知りをするといっても飼い主とは遊びたがる方で、慣れた環境では活動的ですから、ストレスにならないように遊んであげましょう。
エジプトの土着猫の中にいたスポット模様をもつ猫がイタリアに持ち込まれ、作出されたのがエジプシャン・マウです。自然発生でスポットタビーの模様をもつのは、この猫だけだといわれています。古代から猫を神聖視するエジプトでは、アビシニアンやエジプシャン・マウの原形となった変わった毛色の猫が、長い年月大切に育まれてきました。古代の壁画にもスポット柄の猫が描かれており、エジプシャン・マウはそうした古代エジプトの猫の血を受け継いでいます。
起きやすい病気/ケガ
一般的な猫同様、皮膚疾患や尿路結石が好発します。尿路結石は、トイレの際のしぐさを確認して、尿の回数が多いのに、量が少ないと感じたら要注意です。すぐに動物病院で検査を受けた方がいいでしょう。
キャットショーでの評価基準
頭部は平坦で、三角形よりもわずかに丸みを帯びた顔をしています。目はアーモンド型で大きく、耳の付け根に向かって、やや釣りあがっています。耳はやや大きく、両耳の間隔は広く、付け根は幅広くなっています。身体は中くらいの大きさで、長く優雅です。四肢は身体に比例して長く、筋肉質です。尾は付け根が太く、先端に向かって先細ります。
頬骨が高く、そのため大きな丸い目ですが目尻がつり上がっているように見えます。またカールしたひげが特徴的です。アメリカンワイアーヘアはアメショーゆずりのボス猫体型をしており、カバーコートとアンダーコートは両方とも縮れていて、たわしのようなごわごわとした手触りです。それほど新しい品種ではありませんが、本家のアメショーほどには普及していないのが不思議なくらい魅力的です。変わった姿の猫ですが、家庭猫としての資質は十分に備えています。
原産国アメリカ
色・模様全色
毛の長さ中毛
サイズ小~中型
目安となる体重3.5~7kg
子どもに対応する適応力高め
一見粗野な感じをうけますが、性格はおっとりしていて人なつっこい面があります。 家庭内では元気で、いつもにぎやかに振舞います。
1966年、アメリカンショートヘアの親から生まれた子猫の中に、突然変異で縮れ毛をした子がいました。それがアメリカンワイアーヘアという猫種の始まりです。この子猫とアメショーを交配した結果、高い確率でワイアーヘアーになることが確認されて、新品種となりました。
頭部は頬骨が高く、正面から見ると丸い顔をしています。目は大きく、丸く、両目が離れてついていて、明確に釣りあがっています。耳は中くらいの大きさで、付け根は幅広く、先端が丸みを帯びています。身体は背が平らで、全体に丸みを帯びてコンパクトです。四肢は中くらいの長さで、筋肉質です。尾は付け根が太く、先端に向かって先細ります。
その独特の被毛の毛色が野性味溢れるアビシニアンは、古代エジプトから飼われ続けてこられた猫だといわれています。運動能力が高く、活発ですが、騒がしいというわけではなく、落ち着きのある運動神経抜群のスポーツ選手というイメージです。鳴き声も小さく、物静か物覚えも早いので、しつけも楽な飼いやすい猫です。いつも飼い主について回る、犬のような猫といわれています。
原産国エチオピア
色・模様ルディー、レッド、ブルー、フォーン
サイズ中型~大型
目安となる体重4~7.5kg
活発度高め
子猫の頃はやんちゃです。成長しても甘えん坊ですが、落ち着きがあります。遊び好きで、いつも人といたがる犬のような性格をしています。
アビシニアンは、猫の品種の中で、最も古いものだと考えられていますが、はっきりしたことは不明で、現在もその論議は続いています。古代エジプトの壁画や彫刻がアビシニアンの祖先ではないかと考えられています。かつてのアビシニア(現在のエチオピア)が原産のため、名前に由来しています。1871年に行われたイギリスでのショーで紹介されたことから世界に知られるようになりました。1900年代前半にはアメリカに渡り、1930年代から管理された繁殖が始まりました。
遺伝性の網膜萎縮が好発します。人にかまってもらいたがるので、放っておかれるとストレス性皮膚炎を発症する場合があります。
頭部は平らで、上から見ると鼻先に向かって細くなるくさび型をしています。マズルはややとがり、角張っていません。耳は大きく、付け根は幅広くなっています。目はアーモンド型で、目の縁はダーク(暗色)です。身体は適度な長さで、筋肉質です。四肢はほっそりして、長めです。足は小さく卵型でコンパクトです。尾は体長と同じくらいの長さで、先細ります。